まずレザークラフト初心者が最初に作製するモノは、二つ折りのカード入れ、名刺入れ等から入る事をおすすめする。
平面であり、作業が簡単だからだ。これを応用していけば財布なども問題なく作れるようになる。
著者の場合は、どうしても某ブランドのラグウォレットが欲しく、初めから似たようなモノを作製したが、後々リペアを施す羽目になったのは言うまでもない。
まずはカード、名刺入れ辺りから作製して、一通りの流れを掴もう。
「型紙」
まず、何かを作る時には仕上がりの形を想像し、ラフでもスケッチする事。
外観のイメージを絵にして残す事から始める。
次に、著者の場合は新聞紙や広告を型紙の代わりのように使い、なんとなくの寸法、サイズ、使いやすさ等を確認してから革を切断していくのだが、初心者の場合まずは「カードケースの型紙」等で検索すれば出てくるモノを一つでも買ってみよう。数百円程度で販売されている安いモノで十分だ。
その型紙を元に一つ作ってみるといいだろう。
もっとカードの幅を狭くしてもいいな、四角い形じゃなくて少し丸身をもたせるかな、等、購入した型紙を元にして、自分なりに改良した型紙が完成していくのだ。
初めから全部自分で寸法、サイズ等を決め型紙を作るよりも、とても簡単にオリジナルが完成する。
そしてこのカードケースが作れれば、それを大きくした財布も作れるようになるという事だ。
カード、名刺、お札等はそもそものサイズが決まっているのだから、寸法もおのずと大体決まってくる。
いちいちカードのサイズを測って、革の厚みは、、とやっているよりも手早く出来る。
ぜひ型紙を一つ購入してみよう。
「型紙の注意点」
完成したオリジナルの型紙は厚紙等だと思うが、今後もそれを使うのならば、二度手間にはなるのだが、プラ板等で型紙を残して置くと使いやすい。
100円均一の工作コーナー等に売っている少し厚めのプラスチック板等に型紙を写し、カットしておけば次回から革に乗せて縁をなぞって線を引くだけだ。
紙のままだとやはり、何回も線を引いている間に縁がよれてくるので、同じモノをまた作りたいならば、プラ板で型紙を保存する事をおすすめする。
「まとめ」
レザークラフトをする上で型紙は非常に重要になるが、初期段階ではそこまで考える必要はない。そもそものサイズは決まっているので、皆大体同じサイズ感になるのだから市販の安い型紙を元に、自分なりのオリジナルを加えていけばいいだけだ。
まずは簡単な二つ折りカードケースの型紙を購入し、レザークラフトへの1歩をぜひ踏み出そう!
コメント