「切る工具」
型紙の作製が終われば、いよいよ革を切る工程に入るのだが、レザークラフトには専用工具として革包丁なるものがある。
確かに専用工具で革を切りたい所だが、いざ購入するとなると数千円程度の出費を覚悟する必要がある。
著者の考えではあるが、買う必要はない工具の部類だ。なぜならば小学生の頃から使い慣れたカッターでほぼ事足りるからだ。
確かに分厚い革等を切る時には便利ではあるのだが、そこまで分厚い革を使う製品を作る必要がなければ、研ぐ必要もなく、価格も安く、使い慣れたカッターが勝手がいいだろう。
実際、著者の10数年のレザークラフト歴の中でもほとんど使っておらず、工具入れに飾ってあるだけだ。
財布程度のモノならば、革の厚みもさほど分厚い必要はなく、カッターが重宝する。作りたいモノによって付け足していく工具でいいだろう。
革包丁を使いこなしたい!という思いがあるならば、初めから購入し毎回使う事で徐々に慣れるが、切り口が斜めになる道のりを辿る必要があるのは覚悟しよう。
また、砥石も購入する必要があり、正確な研ぎの技術もマスターしなければならない。そうしなければ、せっかくの高価な革包丁も台無しになるのは頭に入れておこう。
「切る工程」
実際に革を切る工程は、正確な型紙を革の上にのせ、自分がわかる程度で薄めになぞった線に沿って切るだけだ。
ここでの注意点は切れるカッターを使う事。古い刃は折って、新しい刃で切る事。切り口がボロボロになる事を防ぐ為だ。
また、なぞる線は、自分がわかるギリギリの範囲で薄めにしておく事。製品にした時に残らないように、目立たないようにしておこう。
(ワンポイント)
2枚の革を貼り合わせる製品のカットの場合等は、正確な型紙でないと大きくズレる事がある。その為、一度型紙を元にカットした革を、実際に貼り合わせた状態にして、型紙として使う事もある。
カットした革を貼り合わせた状態でカットすれば、型紙のズレを解消する事が出来るのだ。
また、型紙を裏返して使うだけでもズレを解消出来るので、革を汚したくなければこちらのほうがいいかもしれない。
「まとめ」
革包丁は必ずしも必要ではなく、使い慣れたカッターで手軽に革の切断が出来る。カッターは研ぐ必要もなく、折るだけで、切れ味の鋭い刃が出来あがるという、タイパ、コスパの両方に優れた工具だ。
初期段階なら尚更、レザークラフトを始める事が重要なので、コストをかけて無理に購入する必要はない。一通り製品を作製した後で、自分にはレザークラフトは向かないな、などと思った時にも無駄な支出になってしまうからだ。
カッターで革の切断が出来るなんて、思っていたよりも簡単で、拍子抜けしてしまうだろうが、実際そうなのだ。
ぜひ、折刃のカッターで簡単、手軽に「革の切断」を行おう!
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